魔女学校 っ て な あ に ?(EP1における補足説明その4)

創作 補足説明
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最高ランク : 7 , 更新: 2023/08/06 4:23:23

こんばんは、記録者のハノウです。

今回の投稿は、いつもとは少し違う形で内容を書いていくことにしました。

いつもは補足説明を記録者の私が長々と書いていくスタイルでしたが、今回は物語の登場人物達に、短いエピソード形式で補足説明をする、という形式にしてみました。

以下を読んでいただければ、分かると思います。

一応、解説の前にストーリー本編のリンクを貼っておきます。本編を見ないとこの投稿の内容が全く分からないと思われますので、先に閲覧することを強く推奨します。

これまでの本編のまとめ

それでは、本文をどうぞ。















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「おねえさま!ロラ、魔女学校?ってところに早くかよいたいよ〜!」

「もう、まだ早いったら。13歳にならないと入学できないって前に言ったでしょ〜?」

「むぅぅぅ…9年もまてないよ!」

「ふふ、がまんがまん。…そうね、代わりに、学校がどんな感じのところなのか、何年生になったら何ができるのか、とか、そういうのを教えてあげるわ。どう?」

「え!ききたい!おしえてくれるの?」

「ええ。あんまり詳しくは教えられないけどね。1番楽しいことは、自分が入学してから体験してほしいしね。さぁ、早速学校のお話を始めるわよ!」

「はーい!」









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「まず、魔女学校っていうのは、13歳の魔女が入学できる、様々な魔術や体術、魔界の基礎知識を学ぶことができるところよ。他にも、課外授業では魔術の実践…実際に使ってみて、お友達と楽しみながら勉強をできたりもするわ。」

「すごーい!楽しそう!」

「そして、学校は各地区に1つしかないわ。私達が住んでる月の地区にも、一つしかないでしょう? 」

「へえぇ!ってことは、いつつあるの?おねえさまは月の地区の学校だったでしょ?」

「そうよ。でも、月の魔女が絶対月の地区の学校に行くっていう訳でもないのよ。通う学校の校舎は、教育機関側のランダム。他の地区から学校に転送魔術を使って、遠くから来る子もいるの。
私の親友、シャロで例えてみると…彼女も私と同じ月の地区の学校に通っていたんだけど、あの子の屋敷からは魔の地区にある学校の方が近いの。そんな時は、まずは近い魔の地区の学校へ向かってから、学校の周りに張り巡らされている、かなり大規模な転移魔術を使えば、すぐに月の地区の学校へ行けるのよ!」






「おお〜!ロラ、てんい魔術つかってるところみてみたい!」

「いいわね、今度機会があれば見に行ってみましょうか!月の地区の学校は、とっても綺麗なところなのよ。他の地区のどの学校よりもね!」

「どこの地区の学校も、同じかんじじゃないの?」

「そうね、月の地区の学校は校舎の色々な所に魔石が散りばめられていてとても綺麗なことで有名なの。でも、他の地区の学校にも沢山の魅力があるわ。
魔の地区の学校は、どこの学校よりも広くて、沢山の施設があるわ。月の学校よりは古い校舎だけれど、豪華なつくりが人気よ。
太陽の地区の学校は、建てられたのが一番新しくて、授業の内容も少し斬新らしいわ。」

「ざんしん?」

「ええ。なんでも、先生に大魔女様が沢山いるらしくて、それぞれの大魔女様が生徒の魔女達が一番楽しめる授業内容をリサーチして、しかも完璧に教えてくれるそうよ。」

「大魔女さまが先生なの?おもしろそう!」

「でしょう?あと、異と堕の地区の学校なんだけれど…この二つの校舎は、入学しない限りあまり行く機会がないから、そこまで詳しくないの。でも噂で聞いたことがあるけれど、異の地区の魔女学校は、まず、見た目からちょっと…変な形をしていて、先生も変人って呼ばれる人が多いみたい。
堕の地区の学校は、そもそも入学者がかなり少ないの。そして一番古くもあるのだけど、校舎の中に魔界の古い歴史の跡が見られるらしいし、校内の書庫に置かれている魔導書の数が他の学校に比べるとダントツで多いみたいで、少し興味深いわ。
…さて、学校の話はここまでにして、次はもう少し、細かいことを話しましょう。」




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「学校に入る前の話になるのだけど、ロラ、私が魔術を使う時にいつも持っているものを知ってる?」

「うん!まぐでしょ?あと、いつも魔女ふくを着てるよ!」

「正解!学校に入る前には、今ロラが言ってくれた魔具と、魔女服の準備が絶対に必要なのよ。
『魔女服』と呼ばれるものは二つ。1つ目は、式典や集会用に身につける黒いローブ、ローブは身を隠したり、魔術を少し使いやすくしてくれる効果があるのよ。そして、もう一つは飛行魔術の援助になる、腰につける黒いマントよ。…マントの使い道は、もうロラは知ってそうね…」

「えへへへ、びゅんって飛べるから、おねえさまのお下がりをかりてるよ〜」



「もう、これからは勝手につかっちゃダメよ?…そして、魔術を使う上で大切な魔具。これを使えば、魔術の規模をコントロールしたり、精度を上げることができるわ。魔具が無くても慣れれば魔術を使うことはできるんだけど、初心者には絶対、魔具が必要よ。
魔具は、『魔石』と呼ばれる、魔力が詰まった不思議な石が素材に一つ以上使われた道具なの。多くはステッキ状のものだけれど、個性的な形の魔具を使う魔女もいるのよ。」

「おねえさまがつかってるまぐは、ステッキだったよね!まぐって、自分でつくるの?とってもむずかしそう…」

「私の使っている魔具は、お母様と私が一緒に作ったのよ。埋め込む魔石を私が選んで、形をつくってくれたのはほとんどお母様なのよ。でも、魔女服は自分で作らないといけないわ。
どんなデザインでもいいから、入学式の日には毎年面白い種類の魔女服を着た魔女をみられるのよ。基本的に、動きやすいつくりをしていて、ローブは身体の全体が覆えられれば大丈夫だし、あとは黒かったら大丈夫!結構、自由でしょう?」

「うん!ねぇおねえさま、ロラ、じぶんの魔女ふくつくってみたいよー!」

「う、うーん…まだちょっと早いかしら…」

「えぇーー!?」





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「今日は最後に、学校で行われる特別課外授業の話をしましょうか!」

「とくべつ?」

「そうよ。学校では、どの学年でも年に5回くらい、学校の外で魔術の訓練やちょっとしたイベントができる機会があるんだけど…特別課外授業は、なんと学校に通う6年間の中で、二回しか無いのよ!」

「ええ?す…すくないよ!」

「でも、数が少ないだけあって、凄く楽しいのよ。二年生と五年生にしかない特別な授業なんだけどね。
まずは、二年生になって少ししてから行われる、『魔界特別観光旅行』!学校では数少ない宿泊行事で、魔界の色々な所をクラスメイトたちと巡ることが出来るのよ!」

「わぁ!楽しそう〜!」

「でしょう?そして、五年生になったら、魔界どころか別の世界にも行けちゃうの。その名も、『修学旅行』。行き先は人間界よ!」

「人間界?」

「あら、ロラは聞いたことないかしら。ここ、魔界とは別の世界で、けれど、魔界からは比較的近い所らしくて、少し高度な魔術を使えば行ける世界なの。流石に別の世界へ行くから、『魔法便箋』を使って、家に手紙を1日1枚送って、安否を確認する必要があるのだけれどね。便箋を使えば、宛先を書けば自動的に、どんなに遠くても凄く短い時間で届けてくれるから便利よ。
私も五年生の時に行ったわ…一週間の旅行よ。本当、魔界とは文化も性質も、何もかも違う世界だったのだけれど…凄く、いい経験になったと思うわ。」

「ええっ、どんなところだったの?もっと聞きたいよ!」

「それは、入ってからのお楽しみよ。17歳になるまで待つことね。」

「いやだぁー!まだまだだよ〜〜!!!」

「もう、ロラったら!」

(あれ…はじめの状況より酷くなっていないかしら?)


















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いかがだったでしょうか。

今回は仲良しなティターナ姉妹に出演してもらいました。結局、アウロラの気はダイアナの話だけでは済まなかったみたいですね。

さて、もし好評でしたら、これからもこのような形式での補足説明投稿を増やそうと思います。

そして、補足説明投稿が増えてきたので、補足説明だけをまとめたまとめ投稿も近々投稿いたします。

拙い内容ですが、これからも私の創作投稿を楽しんでいただければ幸いです。

それでは。

ハノウ


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