じぇねにょた達が海に行ったらしい…
NAOMIKU☆ LDH 雑談最高ランク : 86 , 更新:
今日は待ちに待ったオフ。
今日のオフは前々から決まっていたから皆で海に行く約束をしていた。
「やっばい遅刻する…!」
約束は8時なのに目覚めたのは7時15分。
タイマーもセットしたはずなのに~!
朝ごはんも食べずに歯を磨いてクローゼットからあらかじめ決めていた服とズボンとネックレスを出す。
髪をときながら上の方でポニーテールにする。白のシュシュで見映えを整えると白のリボンが付いたピアスを付けてメイクをバッチリ決める。次は水着が入ったバッグを持ち、自分が一番可愛く写る角度で写メる。
よしっ、今日も可愛い。
白の肩だしフリルに太股3分の1の短パン。白のサンダルを履いて焼けないように大量の日焼け止めクリームを塗って家を出た。
「おまたせっ!」
「玲於にゃん遅ぉい!」
「ごめんて…!」
怒るはやぴーに必死に謝り電車に乗る。
皆可愛いなぁ…。
涼ちーなんて背が高くて綺麗でモデルだぁ…。
「玲於、短パンえろぉい。」
「あーちゃんうるさぁい、」
あーちゃんはハーフでカールした髪が揺れてる姿を見たら女でも惚れそうになる。
「玲於どうやったらそんなサラツヤになるん?」
ゆーぴが肩甲骨まである私の長い髪を触る。ゆーぴの最近の悩みは言うこと聞かない髪らしい。今日も15分掛かったとか掛からなかったとか、
「ゆーぴは雑なの、もっと丁寧にしなきゃ、髪は女の命やで?」
りゅーちが横から割り込む。小麦色に焼けた肌が健康的。ちょっとサバサバしててキツいけど皆をゆーぴと一緒に笑わせてくれる。
「あっ、海見えてきたよっ!」
「「「わあぁっ!」」」
教えてくれたのはめぇめぇ。ちょっと肩幅大きいけど皆を守ってくれる頼れるお姉さん。
駅で下りると皆速く行きたくて海まで速足になった。
「「「付いたぁっ!」」」
白い砂浜に足を置くと塩水のにおいが鼻を掠めた。
「よし、水着に着替えよっか!」
あーちゃんの声を聞いてはやぴーとゆーぴは競争だ~っ!と走り出した。
元気だなぁ~。日焼け止めクリーム塗り直さなきゃ。
そんなこと考えながら皆と更衣室に向かった。
「やっぱ玲於にゃんえろぉい!」
「白とかめっちゃ男受け狙っとうw」
口々言ってくる女達。あーちゃんに至ってはえろぉいしか言ってない。
別に可愛いなと思って買っただけの水着。白で後ろは首元と背中で結ぶ紐タイプ。下は普通のピチッとしたパンツタイプ。
そんなにえろい?
「玲於にゃんにいたっては元々肌白いから一体化してるよね」
「めぇめぇはTシャツなの?」
「私はガタイ大きいじゃん。」
「あぁ、ボディビルになるわけねw」
「はやぴーwww」
はやぴーのグサッと刺さる一言でめぇめぇが複雑な顔をした。
「いいや、入ろ!」
たわわな胸を揺らした涼ちーが海に走って行った。
「あたしも行く!」
涼ちーの後を追ってりゅーちも走っていく。
「あーちゃん、私たちも行こう!」
あーちゃんの腕をグイグイ引っ張って海に入る。
「あーちゃーん行くよーえいっ!」
「きゃあっ!やったな!えいっ」
「やっ!前髪崩れちゃうじゃんっ!」
バシャッと水をかけたらバシャッと返してきたからもうって行ったら「お互い様でしょー?」って言われた。そうだけどって言おうとしたとき、ゆーぴと遊んでるはやぴーにあーちゃんが呼ばれた。
「あ、はやぴー呼んでる!玲於にゃん、一緒に行こっ!」
「あー私はいいや。喉乾いたからお茶買ってくるね!」
「そう?じゃ後でねーっ!」
海から出る私を心配しながらもあーちゃんははやぴーの方へ行った。
せっかく一緒に二人きりで遊べるって思ったのに~。
思わず頬が膨らむ。あーちゃん皆に優しくて人気だから仕方ないよね。と自分に言い聞かせた。
『ねぇ、』
後ろから聞こえたのは知らない男の人の声。間違いなく私を呼んでいた。
またなの…。
私はうんざりしていた。プールでもデパートでも何処かに行けば必ず声を掛けられてナンパされる。
「………。」
『ねぇってば。』
もう無視しよう。
歩き出したら腕を掴まれた。
汚いなぁ…。
思わずそいつの顔を睨む。
『これから俺とお茶しようよ。あ、叫ばないでよ。……叫んだら、分かるよね?』
こういう脅しももう聞き飽きた。1mmも怖くない。
「きゃあぁ!助けてくださぁああい!!!」
あえて皆に届く大きな声で叫んだらそいつが慌て出した。
『お、おいてめ…そんなに自分命粗末に…「粗末にしてんのはどっちだろうな。」はっ…?』
男のような低い声で言ったらそいつの後ろから沢山の影が現れる。その威圧に気付いたそいつは後ろを振り返った。そこにはメンバーが全員いてあーちゃんが真ん中に立っていた。
こんなとき一番キレるのは決まってあーちゃんで綺麗なぱっちり二重をつり上げて男のような声で「おい。」と言った。
「その汚ねぇ手で触んな」
あーちゃんはパッと俺の手を掴んで引っ張った。
「玲於にゃん、大丈夫?」
はやぴーは困り顔。なんかその顔にいつも癒される。
「玲於にゃん、ナンパ気を付けてね?」
「涼ちーもやからな。」
涼ちーにりゅーちがピシャリと言う。涼ちーはハイ…と小さな声で言った。りゅーちは涼ちーの恋人。心配なのだろう。らぶらぶぶりにくすくすと笑った。
私の手を引くさっきからあーちゃんがとても静かだ。
こういうのの後のあーちゃんはとても怖い。
また自分のこと責めちゃうのかなぁ…?
また、と呼べるほどあーちゃんに助けてもらっていた。そのあとは決まって私をぎゅって抱き締めて涙声であのとき私が…とか恋人なのに…って言いながら自分を責めるのだ。あーちゃんは何も悪くないのに。それにいつも胸が痛くなる。
ちなみに遅くなったけどあーちゃんと私は付き合ってます。下手したらりゅーちと涼ちーよりもらぶらぶです。
「あーちゃん…?」
「玲於にゃん…」
「私、「ストップ」…?」
あーちゃんの言葉を止める。
「あーちゃんは悪くないよ。」
「でも…」
「いっつもあーちゃんは守ってくれるじゃん。だからあーちゃんは悪くないっ!」
腑に落ちない顔をしてるあーちゃん。
ったく、世話が妬けるんだから…。
ちゅっ、
「……えっ?れ、玲於にゃん?」
「守ってくれたお礼。これからこういうことあったらちゅーしてあげる代わりに自分を責めないって約束して?」
私は小指を立ててあーちゃんの返事を待つ。
「……いいよ。約束。絶対だよ?」
ぎゅっ、て小指を絡めてくるあーちゃん。
「もちろんっ!」
「おーい!外だよー!?こっちで遊ぼー!!」
飛びっきりの笑顔で返したらあーちゃんも飛びっきりの笑顔で返してくれた。
私達の雰囲気を壊すはやぴーの大きな声にえーっ?と眉をさげる。
「あーちゃん、行こっか。」
「うんっ!」
今度は小指だけじゃなくて他の指も絡めて恋人繋ぎに変えて二人ではやぴーの元に向かった。
今年の夏は一生忘れない私達の思い出の夏。
はやぴーのところに行くときに焼いてるめぇめぇを踏んじゃって怒らせちゃうのはまた次のおはなし。
ただの私の妄想なのにね
玲於パレス⚓️🤟🐷
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