何故終わらないんだ長編小説…!
NAOMIKU☆ LDH 雑談最高ランク : 117 , 更新: 2017/08/28 9:40:30
『君と俺との知らない関係』
「玲於…」
「そんなのおれ知らないっす、亜嵐くんと兄弟なんてっ、なんで教えてくれなかったんすかぁっ、」
俺の腕にしがみついてボロボロ涙を流す玲於。
玲於…。ごめんね、俺がもっと早く知ってたなら…。
「…俺も言ってやりたかったけど、ごめん…、」
HIROさんが玲於の頭を撫でた。
俺の時と同じように。でも玲於はその手を払って社長室を出た。
「HIROさん…」
「しょうがないさ。亜嵐が励ましてあげて。ほら、」
HIROさんが背中を押してくれた。
軽く頭を下げて玲於を探すために廊下を走った。
玲於は非常階段に座り込んで顔を埋めていた。
「…玲於……。」
声をかけても返事は無い。
背中が揺れてて泣いてることが分かる。
「玲於、おれ…」
「だましてたんでしょ、あのときあんなこといって、」
「違う…」
「そうじゃん、かぞくいじょうのかんけいになろうとかしらじらしいこといって…!あらんくんなんてだいっきらい!」
何も言えなくなってしまった。
「おれ、もう…どうしたらいいかわかんないよ…、たしかにほんとうのかぞくはしりたかったけど…こんなの、のぞんでなかった」
しゃくり上げながら言う玲於は弱々しくてなんとかしてあげたいと思った。それでも俺じゃ無力だ。
HIROさんごめんなさい…俺じゃ……。
それでも、やっぱり助けてあげたい。
彼の前に回り込んでぎゅっと包み込むように抱き締めた。
驚いた玲於はビクッと体を跳ねさせた。
「俺も昨日知った…。もっと早く知れてたら玲於をこんなにも悲しませることはなかったかもしれない。ごめんね…。あんな無責任なこと言った俺が確かに悪かったよ。本当にごめん…。」
こんなに玲於の事悲しめたのは俺の無責任の言葉。
何を言っても響かない事は知っていた。
「そ、なの?きのうなの?」
きょとんとした玲於の顔。
その顔にはたくさんの涙が付いていた。
「うん、昨日なの。ごめんね。俺のせいでもあるよね…、」
「もういーよ…、あらんくんのせいじゃないってわかったもん」
玲於が笑った。とても優しい笑顔。
なんて優しいんだろう…。
普段憎まれ口ばかり叩いてる彼がこんなに優しいなんて他のメンバーは知らないだろう。
「よく考えたらあらんくんでよかったって思った、」
「……えっ?」
「だって亜嵐くんだったら優しい家族だって知ってるし、なんだか安心した、」
玲於の言葉に俺まで安心した。
でも1つ気がかりのことが、
俺の恋心はどうしたらいいんだろう。
結果弟に恋したことになる。
それはもちろんいけないこと。
だけど…、
「…亜嵐くん…?」
玲於が俺の顔を覗きこんだ。
そんな顔で見ないで。抑えれなくなっちゃう…。
玲於にもう一度抱きついた。
「……好き。」
「…え?」
「好きだ。前から、出会ったときくらいから…」
「何それ、偶然だね、俺も」
今度は俺がきょとんとしてしまった。
「ねぇ、亜嵐くんの親ごさんに言いに行こっか」
「…はえっ!?」
「俺たち好きなんですって、駄目かな、」
「お、俺はいいよ、玲於がいいならっ、」
「じゃ、行こっ」
立ち上がった玲於は俺に手をさしのべてくれた。
あれ?玲於前向きだね、
なんだか俺よりも玲於のほうが上にいて引っ張ってくれる。俺よりもお兄さんみたい。
「…母さん。」
結局来てしまった。今度は久しぶりに玲於も一緒に。
「亜嵐…?玲於君まで、」
「……母さん。」
玲於が言った一言に驚いていた。
「亜嵐くんとHIROさんから聞きました。俺の本当の母さんですよね。」
まっすぐな玲於の眼差しに母さんは涙を流した。
「玲於…!」
「ただいま、母さん。」
玲於の手を握った母さん。その姿に微笑む玲於。なんだか隣にいる俺がむず痒い。
「母さん、俺たち言いたいことがあるんだ。」
俺の引き締めた顔にえっ?と言った。
驚くかもしれないけど受け止めてよね。
「俺たち、」
「付き合いたいんだっ!」
俺の言葉に目を開いた。
「え、付き合うって…?」
「俺たち、本気だよ。亜嵐くん…ううん、亜嵐のこと大好きだもん。」
「玲於…。っ俺からも、お願い。」
だからお願いって頭を下げる玲於につられて俺も頭を下げた。
「貴方たちが決めたこと、私は支えるだけよ。」
その声に同時に顔を上げた。
「「やったぁ…!」」
手を合わせた。
玲於の手を引っ張って自分の部屋に連れていった。
「案外あっさり認めてくれたね、」
「意外。でも嬉しかったね」
兄弟ながら恋人になれるなんて思ってなかった。
「玲於さっきさぁ俺のこと呼び捨てにしたでしょ、」
「兄弟じゃん、」
俺の言葉に頬を膨らます玲於。
「お兄ちゃんだぞ?」
「めんどくさいなぁ、亜嵐にぃ。これでいい?」
めんどくさがりながらも照れながら言ってくれる玲於。
可愛いなぁ。
「おにぃがいいー」
「えー?やだ、」
プイッとそっぽ向く玲於。
「なんで、」
「亜嵐って言いたい。だってお兄だったら誰にだって言えるでしょ?」
思いがけない玲於のデレにもう俺が蕩けそうだ。
「玲於、」
「なに?」
こっち向いた玲於に一瞬だけキスする。
「よろしくねっ、玲於」
「うん、よろしくね、亜嵐にぃ」
壁が多い俺達の新たな人生がここから始まった。
ありがとおおお
佐鈴
2017/08/28 18:23:56 違反報告 リンク
やっと終わったぁ!
玲於パレス⚓️🤟🐷
2017/08/28 22:41:27 違反報告 リンク
おつかれさまー
佐鈴
2017/08/29 1:10:07 違反報告 リンク
私は玲於と同じあきしょーだからやっぱり短編がいいやw
玲於パレス⚓️🤟🐷
2017/08/29 2:03:54 違反報告 リンク
その方が私も足しびれない
佐鈴
2017/08/29 3:07:59 違反報告 リンク
確かにそだねw
玲於パレス⚓️🤟🐷
2017/08/29 3:49:03 違反報告 リンク
ずっと正座してた
佐鈴
2017/08/29 5:54:33 違反報告 リンク
まじか…
玲於パレス⚓️🤟🐷
2017/08/29 6:26:03 違反報告 リンク
足があああ
佐鈴
2017/08/29 7:29:32 違反報告 リンク
あらら…
玲於パレス⚓️🤟🐷
2017/08/29 8:09:29 違反報告 リンク
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もっきゅんについて語ろうじゃないか、
2018/07/06 20:44:36 玲於パレス⚓️🤟🐷 4 2
はーい筋金入りのもきゅたみ、玲於パレスです笑 モトキについて語るだけっ...
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