30th**ULOGGERリレー小説11話目。

ULOGリレー小説 悠日に照らされた塔
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最高ランク : 4 , 更新:

‐悠凪起こりて悠と成る








本日は中央寄せで行かせていただきます。


悠凪塔弥です。


霧夜蕋です。


今日はULOGGERリレー11話目を担当します。


どうぞよろしくお願い致します。




ん”ん”ごほん


では、どうぞ。




―――






――どうしようかな…



私はそう呟きながら、噴水の端に腰を下ろした。



今見える扉は大体見てしまったし、



気になる扉もない。


今日はそろそろ帰ってしまおうかな。



それにしても、さっきの扉、綺麗だったなぁ。



黒に浮かび上がる光の文字を、脳裏に浮かばせたまま考える。



「ほかの人もそういう仕掛けがあったりするのかな?」



独り言は私の口から零れ落ちた。




天を仰ぐように上を見上げたその瞬間。

真っ白だった天井が夕焼け色に染まっていた。

「え?」

かと思ったら端から夜になったように黒が包み始める。

五秒もしないうち、星が輝きだす。

「――どう?これ試作品なんだけどさ」

「なに!?!?」

急に話しかけられて慌てて腰を浮かす。

「あ、ごめん」

ごめんじゃない…

私は自分の目の前に立つ人を、頭の先から下まで見渡す。

彼か彼女か分からない人は。

上に黒いネクタイを締めたワイシャツ、ベストを着て、

下にはズボンを履いている。

これだけ見たら明らかな男性だ。

しかし髪は私よりも長く、上の方でまとめた髪が腰まで届いている。

丸眼鏡から覗く赤色の目は、不思議そうに私を見ていた。

数回瞬きをした後、思い出したように声を上げた。

「もしかして!君今話題のミオちゃん!?!?」

今度は私が声を上げる番だった。

「なんでそのことを!?!?」

いやちょっと気になっててさ~

とヘラヘラ笑いながら言うこの人は何か、何故か、怖かった。

「俺の部屋来る?てか来て!」

半ば強制的に手を取られて走り出す。

ふわりと体が浮いて下を見れば、

さっきまで自分が立っていた場所は黒に飲み込まれて、星空の一部と化していた。

「え、え?」

私は混乱して声を漏らす。

「あは、扉は見えるところだけにあるわけじゃねえよ?ww」

ほら、と指さすその先には。

確かに扉があった。

「うそ、さっきまでなかったのに…」

それはお前の思い込み。

声が直接脳に響く。

よく分からなくなって?マークがあちこちに飛ぶ。

「しかも扉が二つ?」

「…まぁとりあえず入れよ」

私は押し込まれるようにして、名前も知らない人の扉の中に吸い込まれた。


「――ちょっとトウヤ、また人連れ込んだのか」

また?

「うるせぇズイ。俺だって友達ほしいもん」

はぁ。

溜息が後ろから聞こえて振り向いた。

扉は空中にあるが、中は結構普通の家だった。

一つみんなと違うのは…

『部屋に一つもドア、窓がないこと』

きょろきょろと辺りを見回していると、

さっき「ズイ」と呼ばれていた人から声がかかった。

「あの、ミオさん?」

「はっはい!?」

「この度はトウヤがご迷惑をおかけしてすみません…」

深々と頭を下げられて、焦って大丈夫だと意思表示をする。

さっきの人とは全然違う格好だった。

肌は色白く、青色のワイシャツをしっかりと着こなしていて、

上から黒色の白衣のようなものを羽織っている。



「私の名前は霧夜 蕋。まぁ、トウヤの保護者的なものだと思ってもらえれば」



「は、はぁ」



「てことでトウヤ、私煙草吸ってくる」



瞬きをした次の瞬間。



蕋さんは消えていた。



「あ”ー…俺は悠凪塔弥。性別は、非公開」



「あ、えと、私はミオです。呼びタメ大歓迎です…!」



「おぉ、すご。じゃあミオって呼ぶな。俺のことも好きに呼んで」



はにかんだ塔弥に、私は不覚にもきゅんとした。



「え、今ミオ、俺にきゅんとした?」



な”っ



何でバレて…



塔弥は嬉しそうに笑った後、その笑顔のままこう続けた。



「俺、男じゃないけど」



「えっ…」



「何男だと思ってた?ww」



「うん」



「そうww」



ーーまぁ『私』は女の子でも大歓迎だけど。



「…は」



低い声、耳元で囁かれた言葉に驚いて、一歩後ずさる。



「あれ警戒されちゃった」



「…じゃ、じゃあこれで!!!」



私は顔が赤く染まっているのを隠してその場を走り去った。



笑顔、怖かったな…



ーーーー



「ミオちゃん、ね…」



ちょっと世間知らずすぎないかと心配になるわ。



それにしても、ちょっと怖がらせすぎたかなww



「…ねぇ、蕋。そこにいるんでしょ出てきなよw」


「――自覚があるならもっと優しくしろよ」



「可愛い子には旅をさせよ、だよ。蕋」








悠凪塔弥 ユウナギトウヤ(非公開)



一人称は俺だが性別は女。



バイセクシュアルであり同性を好きになったことがある。



笑顔が怖いとよく言われる。



本人に自覚はある。



というかわざとである。




霧夜蕋 キリヤズイ(23くらい)



一人称は私(ワタクシ)だが性別は男。



ヘテロセクシャルであり恋愛対象は女。



自他ともに認めるヤニカス、パチカスである。



最近のたばこ税によりよく喚いている。










ありがとうございました。


次は灰羅!


託したよ~~!!


最新の投稿にリプしに行くね。




**




今日はこの辺で


おやすみ。












‐日入り果てて霧夜と成る

yunagit0ya


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面白…てか同姓好き…(元々同性と付き合ってた経験がある人)

ひすい
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イケメンだ!!
てか「○○…、ねぇ」って言い方がめっっちゃ好きなんだけど()


ユウ@🌌🎼
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