【ゲーム裏話】とある「一片」の神様のお話。

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ー･･･

私の“居場所”には、四つのお墓があった。
今はもう、昔の人のお墓。

ここは寒いから、この人の身体を守るのに最適だろう。
それに、一緒に居られるから、寂しくないよね、お互い。

(…もう、そんな時代かぁ)

時が流れるのは凄く速い。
きっともう、このお墓の人の事なんか、
「私達」しか覚えていないだろう。

…この人とは、正直、もっと思い出を作りたかった。
一緒に笑って…。

あんなにすぐに死ぬなんて思っていなかった。
こんなデジャヴェ嫌だった。
…あんな子供達に入られるなんて思っていなかった。

「…優しい人だったのにな」

私には大事にしている言葉があった。

「どんなことがあっても、前を向いて。
後ろを、過去を振り返っちゃダメ。
憎しみに、
復讐に取り込まれないように。
君は、君の行くままに生きていて」

ー･･･

私の“居場所”には、六つのお墓があった。
新しく二つ出来た。

(…今はもう、新しく「来ている」のかなぁ)

時が流れるのは凄く速い。…たった13年だけれど。
きっともう、このお墓の子達の事はなんか、
カタチしか残っていないだろう。

ここは寒いから、この子達の身体を守るのには、最適だろう。
それに、「私達」も、君達のお隣さんもいるから、寂しくないよね、お互い。

…この子達とは正直、もっと思い出を作りたかった。
一緒に笑って…。

あんなにすぐ死ぬなんて思っていなかった。
こんなデジャヴェ嫌だった。
…あんな奴らに入られるなんて思っていなかった。

「…優しい子達だったのにな」

私には信じている言葉があった。

「どんなことがあっても、絶対、戻ってくるから。
たとえ変わっちゃったって、戻ってくる。
…いつかは分からないけど。きっと、すぐだから。
だから××はそのままでいて。
私達が‥‥次の私達が、きっと、助けてくれるから…。」

ー･･･

私の“居場所”には、二つのお墓があった。