【小説】[14:遠足3](東方二次創作)
神の風をふかしにきたぜ! 小説 #この世に一人の俺と君最高ランク : 1 , 更新:
遠足当日。AM4時20分
集合場所の駅前に、俺は10分程度早く来ていた。
だがそこには同じ高校の制服の人間が屯していた。
きっと、同学年の人間だろう。
俺はそんななか一人で本を読んでいる少女に声をかける。
「おはよ」
「ええ...おはよう」
”第三の目”を持つ...古明地さとりである。
「よく眠れたか?」
「ええ....かなりね。でも...少し眠れなかったかしら?」
「どうして?」
「初めてってこともあって...すこし興奮していたのよ」
「そうか...さとりは新幹線も遊園地も初めてって話だもんな」
「ええ...」
そう、そとりは生まれてこの型、遊園地にも新幹線にも乗ったこともないし行ったこともないのである
”力”のせい...そう思うと、心底腹が立ってしまう。
力を持つだけでなぜそこまで差別的な行為を受けないといけないのか、みんなが当たり前のようにできていることを、なぜ制限されなければいけないのか。
でも...喚いたって仕方がない
今は目の前のものを...精一杯楽しめばいい。
「...まぁ、楽しもうよ。今日くらいは」
「ええ...」
そんな風に雑談をしていると、担任たちから号令がかかる。
俺たちは流されるように過程をこなし、新幹線へと乗り込んだ。
しかし遠足に新幹線を持ち出すとかかなり大規模ではないだろうか。
普通、公共の電車とかでもいい気もするが、こう思うとかなり学校としていい学校を選んだのかもしれない。
...そうそう。もちろんご察しの通り俺とさとりは隣の席である。
さとりは動いている新幹線から見える景色を目を輝かせてみていた。
「綺麗...素晴らしい景色ね...」
「かなり反応が初心...」
「仕方ないでしょう?初めてなのだから」
「そうだね...」
思わず苦笑を浮かべる。
さとりはそのあとも外の景色を見ていた。
...こうしてみると、さとりの反応がかわいくて面白い。
すごい...いいなと思ってしまった。
※ ※ ※ ※ ※
して、新幹線で二時間程度。遊園地に到着。
「ここが...遊園地...」
「新鮮な反応だなオイ」
俺とさとりはそんな言葉を交えていた。
先生からは昼まで自由行動。
昼になったら昼食を全員で取って再度自由行動、
夕方ごろに全員で集合してまた新幹線で帰る。という予定だった
「てことで、初めての遊園地おめでとうございます」
「あ、ありがとう...」
「...そんなに硬くなってても楽しめないぞ、リラックスだリラックス」
「だって...始めてくるところには...なんかなれなくて..それになんか...周りからの視線も...」
たしかに、周りからの視線が少し痛い。そんなに気にされていないようで、周りの人間はかなり俺たちの事を気にして...気味悪く思っていることだろう。
でも...それでも今日は、彼女にそんなことを気にせず楽しんでほしい。
「気にすんな、俺がいる。一度適当にどっか行ってみたら楽しくなるって。ほら、行こう?」
「...ええ...」
さとりを手招きし、俺は歩き出す。
さとりもそれについて来るように歩き始めた。
...ここから、さとりが子供のようにはしゃいで、恥ずかしいと思えるほどに楽しむのは別のお話..._______
さとりんのこと楽しくしてあげてぇぇっぇえ((
月瀬零
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