↺DK愛好家卒業式🎓

現役女子高生だった頃、
同じクラスのほわほわ癒し系のイケメンから

｢DKって…………ドンキーコングの略のこと？｣

と大真面目にたずねられたのがずっとツボ。



タイトルどゆ意味〜？と首を傾げた皆さん、

長年の付き合いのせいで すべてを察してしまった強火おちゃぺんファンの皆さん(←殴られろ)

こ〜んばんは〜 ✋(?)

昨日はだいたい平均では、
あらゆるところで卒業式を迎えていたのかな？
ご卒業おめでとうございます🌸

新たなスタートに向けて
それぞれの道に進んで頑張ってください🔥💪

‪

𓂃 𓈒𓏸




さて、2022年はわたしも｢とあること｣から
卒業しなければならない年となっております……


とっても寂しくて昨日はしょんぼりしてました😢

わたしが今年卒業せねばならないそれはつまり


”男子高校生愛好家” です

エッ キモ、大丈夫そ？と怯んだ方がいたら
まじで申し訳ない……！
わたしはゴリゴリの男子高校生オタクです(は)

いやいや、変態的なそういう趣味ではなくてね

男子高校生のふとした挙動や言動を耳にしたり目にする度に、隅で静かに 可愛いなぁと愛でたい気持ちを抱いて、ちょっとマスクの下でニチャア……っとするだけです(それを世間では変態と呼びます)

卒業ということで、とても寂しいので
最後にこちらでたっぷり男子高校生についての思い出を語らせてもらおうと思います。



男子高校生っていうのは
言うなれば宇宙の神秘です。

大人ではないけど、子供でもない
曖昧な青年期。



“この宇宙において、最も未熟ながらに輝かしく、ありとあらゆる可能性に溢れているのが
”男子高校星”だった “

と、 とある宇宙飛行士が名言を残しています。



壮大な月も太陽も、
彼らの眩しさには敵いません。

純粋で無邪気な笑顔や、極めて単純な思考回路
同じような子達で集えば生産性のないやりとりで馬鹿みたいに盛り上がることができる。


一見、くだらねー、何してんだコイツらとおもう流れも、笑顔の彼らを見ていると何故か段々微笑ましくなって目が離せなくなってくる。

そんな男子高校星の煌めく光景を眺めるのが
すごく好きです。心が癒されます。
わたしは立派な天文マニアなのかもしれません🔭

勉強は嫌いだけどゲームは好き
野菜は嫌いだけどお米は好き
怖い先生は嫌いだけど可愛い女の先生は好き


好きと嫌いがハッキリしているところも
なんとも愛おしいですよね。
小学生や中学生ならまだそのハッキリって子どもだし仕方ないよね、と普通に感じられるんだけど、

高校生なのに若干ガキ臭いその感じ、
たまらねぇな、野菜もりもりにして渡したくなる。嫌がる顔を見せてくれよォ……(通報)

しかし、逆に妙に大人びてるタイプもいます


男子高校星という輝きは宇宙全体から見ても、あまりにも眩い存在ではありますが、
大人びているタイプは光り方が眩くも上品です。こういう星は色味もあまり派手ではありません。それでも存在感は強いんです。


男子高校星というのは
個々によって様々な色と光を持っています。

大人びたタイプは、調子乗ってんのかァ？と言いたくなるくらい常にすました顔でいます。
えぇ、えぇ、ちょっと小生意気なアンタらも可愛いんですよ。むしろそんなおすまし顔がキュートなので全然いいです。もっとムッとして。


コーヒー？アメリカーノ頼んじゃうよ？

野菜？全然好き。魚も好きだよ。

女の子？んー、あんま興味無いな。



様々な場面で彼らは

｢俺、大人だけど？｣という
余裕感を醸し出した顔をしていますが

彼らがまだ未熟で純粋であることは
宇宙全体から見れば明らかです。

そして逆にこういう子達は普段がクールなので
“ギャップ萌え”という現象が発生しやすいと言われています。

普段はそこまでバチバチ光りださないような男子高校星が、突然ある条件を満たすことによって閃光のように眩く点滅することで、周りの星々が尊さに耐えきれず破壊されてしまう現象を“ギャップ萌え“と言います。

ここ重要なのでノートしっかり取っといてください。マーカーも引きましょうね。

常にツン、としている子が体育祭や部活で試合に勝ってにぱーっと笑ってたり、
クールが売りな子が周りのおバカ男子に振り回されて困惑した顔で｢お前らなぁ……｣とか言っている場面っていうのは、とても尊いです。
プラネタリウムで狂うほど観たい。マストです。


観たい、ですが、、
わたしは今年で限界なんです。

突然ですが、わたしには弟がいます。
弟は去年高校になんとか入学し、
晴れて男子高校星の一員となりました。

わたしにとって弟と同年代の星はもはや弟であり、それは愛でる対象とはまた違うのです。

今年の03lineの高校生たちが巣立っていくということは、その下の06lineの弟と限りなく近い年代の星々しか残されない、といえます。

何を言ってるのか分からないと思うのですが
つまり、とても簡単に申し上げると、



もう男子高校生に興奮することが
出来なくなった、ということです……。



さすがにわたしとて、
弟たちと同年代の子達に興奮は出来ません。

姉としてのお節介感情くらいしか湧きません。
｢かわいい！ときめく！｣よりも｢大丈夫か？手伝おか？｣が口から出るタイミングが、男子高校生愛好家の辞め時とされています。

そのような理由から、
わたくしは今年の3月1日をもって
男子高校生愛好家を卒業する運びとなりました。

長きに渡る男子高校星の観察。


ふと思い返すと、
それはそれは美しく尊い思い出に溢れています。

制服を着たまま1人でケーキ屋へ来て何十分もウロウロ徘徊していた男子高校生。

｢お母さんの誕生日ケーキを買おうと思っているんですけど……どれがいいのかわからなくて……｣
と悩み続け、

そしてようやく決めたケーキ。

プレートの内容を訊ねると
｢こういうのなんて書けばいいんですかね笑笑｣
と照れが全開。

ローソクをいくつ付けるか聞くと
｢………………お母さん何歳だっけ……｣と慌てだした
そんな親孝行息子を横目にニヤニヤを頑張って隠しきってケーキを手渡した春。

廊下で手押し相撲をして和気あいあいとする男子高校生2人組を遠目から眺めて尊さに泣いた夏


体育祭でゼッケンが裏返しのままサッカーに熱中する子を見かけた時、

小声で｢ゼッケン直して！ゼッケン直して！んまぁゴール入れた〜！！頑張ったね〜！！あーーーっかわいいからゼッケンそのままでいいで〜す！！！｣と勝手に実況した秋

付き合いたてらしき彼女がくっついてくる通学路で寒いせいか照れたせいか耳が赤くなっていた男子高校生を後ろから観測し、
あまりの可愛さにため息が止まらなかった冬


この目で見たから、ハッキリとわかる。



男子高校星は、尊かったんだ_____________

かけがえのない尊さをありがとう。
卒業おめでとう。
制服を着た彼らを見ていると、目が眩みます。

無邪気できらきらとした男子高校生に
素直に｢かわいい！｣と声をかけることが出来なくなるのは寂しいけれど

わたしはずっと忘れません。
男子高校生、愛しています_____________

卒業してしまうことで、
彼らは宇宙よりも遠い存在になってしまいます。この先の未来がどうなろうと
わたしは男子高校生ではない彼らには、
手を差し伸べることは出来ません。

どうか、清らかで馬鹿馬鹿しい幼い心を忘れず
そして、立派な大人になって
この地球のどこかで、幸せになって欲しい……。

わたしにとっての尊き男子高校生は
今年卒業の03(04)lineで悲しくも終焉を迎えますが

皆さん、いいですか？
これだけは覚えておいてくださいね。




男子高校生は”永遠”です。

そう、男子高校生は



“卒業したと思ったら入学してくる
卒業したと思ったら入学してくる
卒業したと思ったら入学してくる“



これはわたしと同様に男子高校生を
愛でるとある漫画家が残した名言です。

男子高校生が入学し、卒業していくことは、
揺らぐことの無い無限の現象なのです。


男子高校生はこの地球が、宇宙が、続く限り
永遠に我々を照らし、勝手気ままに輝きます。


誰もが｢1年生｣を経験し、｢2年生｣となり、
そして最後に｢3年生｣となって、それぞれの形で大人になっていくのです。


個々に見ればたった3年間の小さな奇跡ですが
広く見ればその星々の流れは永久に続く。



素晴らしいことだと思いませんか？

この神秘現象はこれからも後世に残り、
多くの人々を魅了することでしょう。



ありがとう、
学ランの君たちもニットやブレザーの君たちも、
みんな大好きでした。

未来へ向かって大きく飛躍してね

男子高校生の尊さを
最後にこの場で語ることが出来て良かったです。

閲覧ありがとうございました 💫⭐︎