＃◇【チュートリアル】１

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＃芸術と電子の都市リコーデル・・・そのデパートの一角に置かれたアーケードエリア。例のお菓子のレースや音ゲーの筐体のあるエリアに新たに置かれたアーケード筐体、
その名も『弾これアーケード360(仮)』。360度の視点以外にもβテストの時点で『ブラウザ版と違う』とはなすもの多数。今日はその記念すべき稼働初日だった。
◇俺がいつものようにアーケードエリアに来たら、初めて見る筐体があったんだ。「へえ、『基本無料でpaseri対応』・・・」音ゲーの合間にやれるって事だよな？もう今やってるイベントはオールコンプしちゃったし、やってみるか！
＃筐体の読みとり機がICパスに反応し、ゲームが初めて起動される。
【名前を入力してください】
「いきなりこれか・・・」パスをかざしたその青年は、英字に手を触れたかと思うとすぐに『MEDY』の４文字を入力する。「と、末尾の記号選びか。被らないようにしないと・・・」ふと彼の視線の先には猫の記号。「お、これいいな。決定だ！」
【あらすじ】
ある日、神様がとても奇妙な世界を作りました。それは、『あらゆるものが弾幕を撃ち、擬人化する世界』です。
そこは色すらも擬人化すら世界。しかしその個性は抑えられ、単純な行動しかしませんでした。
そんなある日世界の色が乱れはじめ、それに呼応するかのように色の中にも異常個性持ちが現れ始めました・・・。
【誰とチュートリアルを受けますか？】
『マルサード』『ゼクレット』『ルーフル』
「・・・えーと、これは御三家だよな？くるりと回して・・・ゼクレットだ！」
『これでいいですか？』『はい』
◇【ゼクレットとチュートリアル：１】
「・・・う、うーん・・・ここは・・・」前髪で右目が隠れた少年、ゼクレット。俺の事前情報は紫のマジックタイプという事だけ。
『MEDY(猫)さん、弾これアーケード３６０の世界へようこそ！』「あ、そっか、３６０の方ですか。さっきあらすじで見たから色の擬人化が有るのは知ってるよね？」ゼクレット、お前紫の擬人化で合ってるよな？「・・・えっ！？どうして僕のこと知ってるんですか！？・・・って、そんな事話してる内にまたガイドが出てきました！」
『このゲームでは、あらゆる角度から現れるザコやボスを倒してステージを進行させます。まずはこのキャラクターを操作してください。』使うのは・・・このコントローラーか。「そうそう。左スティックで移動、右スティックで視点回転、ボタンは左から『ショット』『武器攻撃』『アビリティ』となってるみたいですね。」
『敵が出てきました。右スティックで視点を合わせてショットなどで撃破してください。』
「僕の武器、このゲームでは弾をしまわないと使えないんです」このゲームではってことはこれもwebとの違いか？とりあえず視点を合わせて・・・ん、高い所や低い所に移動するにはどうすればいいんだ？『よくそこに気が付きましたね。ボーナスコンテンツをオープンします。』わっ、音声にガイドが反応した・・・！
『この敵はバリアで普通のショットが効きません。敵の撃つショットを利用するなどして倒してください。』マル様は鎌で反射、ゼクレットはしまって投げ返す、ルーフルは・・・何なんだ？
『よくできました。今回のチュートリアルはここまでです。』